こんにちは。
代表取締役の古家です。
秋らしくなり、やっと過ごしやすくなりました。なんなら朝晩は少し肌寒いですよね。
さて、この泉州では、先日の10月7,8日とだんじり祭りが開催され威勢のいい掛け声とともにだんじりが勢いよく町内を走り回りました!
私は久しぶりに少しだけ綱をもって参加したのですが、
その中で感動したことがありました。
運営側が、まだきちんと綱を持って走れないような小さな子供だけで綱を持たせて決して走らず歩いてだんじりを曳く時間を設けてくれていたのです。
昔はそんなことはなく、チャンスあればスピードを出し、だんじりは常に勢いを帯びていました。夜の曳航はスピードを出すことは珍しくどちらかというと子供の出番なのですが、昼の曳航ではこのようなことは初めての試みではないでしょうか?小さな子供達も楽しそうにだんじりを引っ張っていました。来年以降も是非続けてほしい取組ですね!
しかしながら、少子化、出生率低下、人手不足という問題は当然ながら、この小さな町の祭りにまで影響を及ぼしています。なんせだんじりの関係者がとても少ないのです。だんじりを引っ張る責任者の青年団員数は30人ほど。20年ほど昔は50人くらいはいました。だんじりの舵を取る責任者の団員数も明らかに人が少ない。これからまだまだ少子化は続くでしょうから、どんどん影響は出てくるでしょう。
下記の写真は、大阪府内のある地域の祭りの風景。
申し訳ないですが、どちらかというと寂しさを感じてしまいます。。。。しかしこの祭りも昔は大いに賑わったものであったはずです。
貝塚だんじり祭りの未来図のような気がしてなりません。
一方で、日本の祭りは年間30万件ほどあり世界からみても圧倒的に多いのだそうです。森羅万象に神を見出す国民性だからでしょうか。
そしてそれを見に来る外国人も多いとか。
このように伝統の継承が難しくなってきている昨今、いままで以上にだんじり関係者は変化を求めれることになっていくでしょう。
もしかしたら祭りもビジネス化し、誰でも参加可能型になり、外国人がだんじりを引っ張っているという構図も見れらる日も近いかもしれませんね。
良い悪いは別にして。